Tiny Core Linuxを使ってみた
今回は超軽量Linuxである、Tiny Core Linux 4.3を使ってみました。まずはTiny Core Linuxサイトで落としました。
3種類あって、1つはTinyCore(有線ネットワーク環境で利用)、2つ目はCorePlus(無線ネットワーク環境で利用)、3つ目はコマンドラインのみのCUI環境となっていたので、TinyCoreをダウンロード。
VMwareの環境にセットアップ。(セットアップは数秒で完了しました。)
取り急ぎネットワーク設定を行う必要があるので、ControlPanelを表示させてNetWorkの設定を行います。
Control Panelを開くとNetWorkと言う部分があるので、クリックすると以下のウィンドウが開きます。自分の環境にあった設定を行います。
yahoo.co.jp等の適当なドメインにpingを通して疎通確認したので、次にVMWare Toolsをインストールしようとしてみましたが、どうやら未対応の様で一向にインストーラが起動してくれませんでした。まぁなくても問題ないので、とりあえずこのまま使用します。
Tiny Core Linuxは自身でカスタマイズして利用するLinuxディストリビューションということもあり、必要最低限のものしか入ってないので、とりあえず通常使える環境まで構築したいと思います。
Tiny Core Linuxでは追加パッケージのことを「エクステンション」と呼んでいます。エクステンションのタイプは「TCE」(拡張子が「.tce」)と「TCZ」(拡張子が「.tcz」)の2種類あり、TCEはアプリケーションをそのまま実メモリ内に展開する方式、TCZは圧縮された読み込み専用ファイルでエクステンションをループバックデバイスとしてマウントして使用します。TCEの方はメモリにアプリケーションを展開するので、数が増えると実メモリを占有しますので、メモリの少ないマシンでサイズの大きなエクステンションを複数インストールすることはできませんが、TCZではストレージ内にエクステンションが展開されるため、メモリ容量をあまり気にせずに利用できます。
とりあえずApacheをインストールしてみます。Searchのところでapacheと入力してリターンを押すと一覧がでてきますので、apache2.tczを選択します。すると右側のペインに情報が出てきますので、左下にあるリスト選択でDownload + Loadを選択して、右にあるGoボタンをクリックします。するとセットアップが自動で走ります。
続けてFireFoxも同様の方法でセットアップします。
セットアップ後FireFoxを起動してみましたが、日本語がまだダメっぽいです。Character Encordingでjapaneseとしてもダメでした。
apache2は/usr/local/apache2にインストールされていたので、binディレクトリに移動して、apachctlで起動します。
cd /usr/local/apache2/bin sudo ./apachectl start
/usr/local/apache2/binは/tmp/tcloop/apache2/usr/local/apache2/binにシンボリックリンクがはられています。あと一応動作確認したスクリーンショット
まだ日本語の対応が未完全なので、本格的に導入するには少し難があるかもしれませんが、Linuxのアプリをセットアップする際にハマりがちな依存関係を気にしないでいいので、日本語対応がきっちりされれば非常に楽かもしれません。せめて現時点(2012年2月21日時点)でTomcatが用意されていればよかったなと思いました。sun-jdk7,sun-jre7は用意されていますが。。。